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虫食いについて

害虫が噛み荒らした繊維屑を洗うことによって落とすということから、目立たなかった穴も、クリーニング後、目立ちやすくなってしまいます。

1. 素材が毛や絹などの蛋白質繊維であること。
2. 食べられてしまうことから、繊維が消失していること。
3. 被害が芯地にまで及んでいないこと。
4. 繊維の消失が不規則に発生していること(鋏などで切り取った場合は繊維の切断面が規則的に並ぶ)
5. 電子顕微鏡で観察すると、噛み切ったスプーン状の歯型がみられる。
などの特徴があります。

羊毛、カシミヤ、モヘア、アンゴラ、絹、皮革製品などの植物性蛋白質繊維は、繊維自体が養分となるため、汚れがついている、ついていないにかかわらず、室温15℃以上で、通気性が悪く湿度の高い状態で保管していると、害虫が好んで食べることになります。

衣類に付く害虫は、カツオブシムシ類の幼虫、イガの幼虫などですが、まれにゴキブリも虫害をおこします。